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Channel: croque-girls
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エンジール

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女の子だけの演劇集団「エンジール」の公演を観ました。
本日、千秋楽を迎えたので、諸々、感想等を。

観劇したのは、初日と4日目のマチネ。
正直、初日は、キャストの力量に差がありすぎて、全体のバランスが悪く、もったいないなぁという印象。
内容は、わりと好きな感じで、笑えたし、可愛い女の子が、ここまでやるのかと、その潔さも気持ちよかったのですが、それだけに欲が出てきて、惜しいなぁと。

二度目の時は、初日とずいぶん印象が変わりました。
ひどかった映像もちゃんと修正されていたし、キャストの力量の差もあまり感じずに観れました。
キャストに余裕が出てきたのかも?

トータル的には、楽しめましたが、どうしても不満だったのが、あのエセ関西弁。
あれだけひどい関西弁は聞いたことがない(笑)
あれが狙いなら、誰かがそれを突っこむとか、あえて、もっとひどくなっていくとか。
もうひと工夫欲しかったなぁ。
1話と2話の、あのエスカレート感が関西弁にも生かされると笑えたのになぁ。
もし、エセ関西弁が狙いじゃないなら、キャストはもっと努力すべき。
そういえば、煙草を吸うシーンがあるのですが、キャストはスモーカーじゃないのでしょうね。煙草の持ち方がね。違うよね。
ああいう細かいところで、スッと現実に引き戻されてしまうのです。
あ、この人、関西人じゃないよね。
あ、この人、煙草吸わないよね、と。
これは、好みも多分にあると思いますが、エガシラは、「その役になりきれない」役を無理に演じさせることが好きではないのです。
たとえば、あの校長先生。なぜ、男の校長だったのか? 女の校長じゃダメなの?
どう見ても男には見えないわけですから、女の校長で良かったのでは?
男の校長にする効果がいまいち理解できなくて。

ちなみに、2話の「GAME」は、エガシラが一番好きな話でした。
あのバカバカしさ。最高。

お目当ては、萩原悠さんでしたが、他に数人、魅力的なキャストがいました。
尾崎由衣さんと徳永梓さん。そして、もう一人、いまだに名前がわからない。。。

尾崎さんは、全話に出演。実に器用な人。
徳永さんは、とにかくナチュラル。うまいわぁ。
この二人は初日から強く印象に残りました。
あ!
小西さん。ダンス、うまかったなぁ。特に「GAME」でのダンスの表現力は鳥肌モノ。
小春ちゃんこと、萩原悠さん。ダンスはやっぱり、目を惹きます。
「GAME」の演技は良かった。存在感あるし、声がいい!
女の子ばかりで、しかも、かなり、大声をあげる芝居のため、耳障りな部分も多々あり。
あれはもっと訓練すればよくなるはず。
そんな中、萩原さんのような声は、心地いいのですよ。

エンジールのアンケートに、良かったキャストを二名選ぶという項目があるのですが、初見のお客にとっては、名前だけ書かれても、わかんないわけで、あれは、役名とか役がわかる補足が必要だなぁ。もちろん、終演後に、スタッフさんに確認すればわかることですが、それを観客に求めるのは、どうなの?
最も多く投票を得たキャストが、年末公演で主役だというのだから、これは、キャストがもっと改善を求めればいいのに。
人気と実力が一致していればいいのだけれど。
そんなことも含め、次回の公演が楽しみな集団です。


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